施設紹介 愛媛県立今治病院 循環器内科

愛媛県立今治病院 循環器内科

 愛媛県立今治病院は「サイクリングの聖地」として知られる、しまなみ海道のある今治市に位置しており、15診療科、270床を有する公的中核病院です。当院の基本理念は、「地域の皆様に信頼される良質な医療を提供すること」であり、島嶼部を含む今治圏域約18万人の急性期医療を中心に診療を行っております。
 CVIT認定関連施設である当院の最近の診療実績は、心臓カテーテル検査400件/年、冠動脈インターベンション120件(急性冠症候群30件)/年、末梢血管インターベンション20件/年となっています。大規模病院のような豊富な症例はありませんが、1例1例、血管内イメージングを用いて、丁寧なカテーテル治療を心がけております。また、外科的な処置が必要な症例に関しては、今治地区の心臓血管外科を有する病院や、愛媛大学病院、愛媛県立中央病院と連携して診療を行っております。
 循環器内科は平成5年に開設されて以来、一貫して画像診断に力を入れております。平成14年に中四国地方で最初に血管内視鏡を導入し、静脈バイパスグラフトや薬剤溶出ステント植込み慢性期の内視鏡像を発表し、CVIT学会誌等に掲載されております。また、最近では放射線科と協力し、「非造影MRIによる不安定プラークの検出」に取り組んでおり、不安定プラークを有する患者の早期発見を目指しております。
 また、患者教育のため、月に2回、心臓リハビリテーション勉強会を開催し、好評を得ております。地域の救急医療レベルの向上のため、定期的にICLS講習会、AEDセミナーも開催しております。公的中核病院として、地域の皆様に信頼される良質な医療を提供するとともに、地域医療レベル向上のための教育も、私たちの使命と考えております。
 今治は愛媛の一地方都市ですが、中四国地方だけを地図で見ると今治は中四国地方の地理的中心で、どの県からもアクセスのいい所です。また、今年のCVIT総会で特別講演された、元侍ジャパンの岡田武史監督が率いる今治FCがJFLに昇格、J2、J1を目指しております。また、近々、獣医学部を中心とした大学が新設される事もあり、街も活気づいてきています。私たちは当院の基本理念である「地域の皆様に信頼される良質な医療を提供する」ために、「画像診断を駆使したカテーテルインターベンション」「最先端の画像診断を今治から」をモットーに、これからも研鑽を積んでいきたいと思います。そして、私たちと一緒に“同じ釜の飯”を食ってくれる研修医、若手循環器医を募集しております。是非、一度お立寄ください。

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