施設紹介 香川県立中央病院 循環器内科

香川県立中央病院 循環器内科

 香川県立中央病院は、病床531床で、医師150名(研修医除く)が働く地域の基幹病院です。平成26年3月に高松駅から2kmほど離れた屋島を望む海沿いの地に新築移転しました。「医学・医療の研鑽に励み、県民の健康・福祉の向上に努め、とりわけ県の基幹病院として急性期医療に機能を特化し、高度医療や重症患者を中心に受け入れる三次救急医療に重点化する」と基本方針を掲げています。新病院では、屋上にヘリポートを設置し、離島など遠方からの救急患者にも早期に対応できる体制が整いました。
 循環器内科は現在11名で、心臓血管外科4名と密に連携をとり、循環器疾患の診療にあたっており、日本内科学会・日本循環器学会・日本心臓血管外科学会・CVIT・日本不整脈心電学会の専門医研修施設認定を受けています。心臓カテーテル検査は昭和57年に開始し、昭和60年に初回の冠動脈インターベンションを行いました。平成27年の症例数は約350例で、分岐部病変や石灰化病変、慢性完全閉塞などの複雑病変に対しても積極的に治療を行っています。下肢をはじめとした末梢動脈疾患に対しても、例年100件程度のインターベンション治療を行っており、形成外科や整形外科と連携し、重症下肢虚血症例の治療にもあたっています。また、不整脈疾患に対しても積極的にカテーテルアブレーション治療を行っており、症例は年々増加しています。植込み型除細動器の植込みや難治性心不全患者に対する心室同期療法も多数行っており、完全皮下植込み型除細動器S-ICDの植込みも開始しました。新病院ではハイブリッド手術室も完備し、平成27年7月より香川県内では唯一の施行施設として、経カテーテル大動脈弁置換術TAVIを開始し、順調に症例を重ねています。
 CVITの研修施設として、カテーテル検査や治療の技術習得向上はもちろんのこと、研究面においても国内に限らず、海外学会での発表も積極的に行い、香川県立中央病院発の臨床研究論文を配信していきたいと考えています。
 循環器領域のみならず、循環器内科医として必要な救急医療や内科全般にわたり各領域の専門医から身近に指導をうけることができる病院です。循環器内科に興味のある先生をお待ちしています。当院ホームページでも循環器診療の紹介をさせていただき好評いただいています。ぜひ、お立ち寄りください。香川県立中央病院HP

<<戻る