施設紹介 川崎医科大学附属病院 循環器内科

川崎医科大学附属病院 循環器内科

 川崎医科大学附属病院は1973年に岡山県倉敷市に設立された中国・四国地方で唯一の私立医学部を母体とした病院です。1994年に中四国初の高度救命救急センターが設立され、1999 年には全国に先駆けてドクターヘリを導入し、中国四国地域での救急医療と病診連携を推進できるように頑張っています。
 2015年1月から部長が上村史朗に変わり、あらゆる分野の循環器疾患について安全で高度な医療を提供することをモットーとしています。冠動脈インターベンションの症例数は年間約300例で、CVITの研修施設として認定医、専門医の取得のみならず、幅広く循環器領域の知識を身につけることが可能となります。特に心エコーやCTを用いた低侵襲の検査からOCTやIVUSを始めとした最新の血管内イメージングまで、それぞれに専門家がそろっております。また、心筋梗塞や心不全など命にかかわる状態には、当科担当医師に直接連絡が取れるホットラインを新規で開設しドクターヘリ搬送を含めた24時間で対応できる体制を整えております。
 また、医科大学としての教室の使命は“基礎、臨床研究を通して医学の発展に貢献できる人材”を育てることと考えています。そのために、臨床家の視点とリサーチマインドを兼ね備えた医師の養成が求められます。学部教育、臨床研修、専門教育を通して、(1)全人的かつ包括的な診断ができるような学部教育(2)内科医としての十分な素養に基づく循環器内科の専門教育
(3)フォーカスする領域における研究の推進と成果の積極的な発信ができる人材の育成に力を入れています。
 川崎医科大学の伝統である「実地臨床に基盤を置いた研究」のスタンスを引き継いで、循環器疾患患者さんに成果を直接還元できるような研究活動を続けていきたいと考えています。さらに国内外の多くの研究者から川崎医科大学循環器内科を認知してもらえるように情報を発信することも大切であると考えています。若い研究者の皆様、この分野に興味がありましたらいつでも循環器研究室のドアをたたいてください。

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