施設紹介 県立広島病院 循環器内科

県立広島病院 循環器内科

始めに
 県立広島病院は、保険医療計画で定める政策的な医療を担当する広島県の基幹病院として、高度かつ専門的な医療を提供しています。循環器内科もその理念に基づき、インターベンションの領域では高度で専門的な医療を目指しています。当院は3次救急を担っているため心原性ショックに伴う心肺停止の患者も多く搬送され、広島県のドクターヘリの導入に伴い遠隔地からの搬送も増加してきています。救急治療にあたっては救急部のスタッフとの連携もよく、インターベンション治療後の低体温療法を含めた集学的治療も共同で積極的に行っています。また、CVIT研修施設として、若手医師の育成と教育にも重きをおき、インターベンション治療ならびに学会発表、論文の作成等を積極的に指導しています。冠動脈インターベンションの症例数も年間400例を超え、中堅医師も専門医の取得を目指しています。

脳心臓血管センターの開設
 2014年10月から新しい試みとして、県立広島病院脳心臓血管センターを開設いたしました。全身の多血管病の対策・治療のためには、単科だけでは対応が困難な場合があります。このような複雑病変に対して、脳神経内科・脳神経外科・循環器内科・心臓血管外科の専門チームが集まり治療にあたっています。バスキュラーボードといったカンファレンスを開催し、全身の血管疾患の治療方針の決定や最新の知識の共有を行っています。

最後に
 当科は、地域医療への貢献と「患者を診ずして、病気を見ること」のないよう患者のための真の医療をめざして、スタッフ全員で日夜診療に励んでいます。

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