施設紹介 KKR高松病院 心臓血管病センター 循環器内科

KKR高松病院 心臓血管病センター 循環器内科

病院の概要
 KKR高松病院は、虎ノ門病院などと同じく国家公務員共済組合連合会(KKR)が設立した四国唯一の直営病院です。病床数179床の中規模の急性期病院でありながら、日本内科学会認定教育病院を取得しているほど臨床と教育に力を入れており、病院理念として「職員が地域医療のために働きたい・働いて良かった、地域の患者さんがかかりたい・かかってよかった、といえる医療を目指す」をかかげて、全職種の力を合わせて診療を行っています。

循環器内科の沿革、現在
 循環器内科は一般病床40床、HCU4床の計44床をもち、虚血性心疾患と心不全を中心に循環器疾患全般を診療対象としています。当院は1992年、香川県内で初めてPCI(現在のPOBA)を実施、以後もステント留置術の導入や、心臓リハビリテーション指導士の輩出などについても県内の他院に先駆けて行ってきました。この伝統を受け継ぎながら、現在は循環器専門医4名を含む医師達をはじめとして、多職種からなる心臓血管ケアチームによるチーム医療を提供しています。インターベンション治療においては、有効・安全・確実で、負担を少なく行える事を重視しながら、必要があれば慢性完全閉塞症例やインターベンション単独治療困難例に対しての連携心臓血管外科との連携治療も行っています。

他科との連携
 大規模な病院と違って小回りのきく病院規模にて、複数科疾患の合併などにも容易に各科連携して対応していることが大きな強みです。もちろん循環器合併症の多い患者様を担当する糖尿病内科、透析担当の腎臓内科や、循環器疾患を合併しやすい睡眠時無呼吸症候群・肺気腫などを扱う呼吸器内科などとも緊密な連携をとり、患者様を多面的に診療し、全人的医療が提供できるよう努力しています。

教育・研修
 国家公務員共済組合連合会はKKR中央図書というKKRグループ病院共有の図書館をもち、院内全域からパソコンやタブレットなどの端末にて虎ノ門病院の研修医と同じ情報環境で情報を入手することが可能です。現在整備されつつある新専門医制度では内科専門研修基幹施設として申請しており、循環器専門医やCVIT専門医師取得の基盤となる内科についても十分な研修が受けられる環境で、病院規模に比較すると圧倒的に良好な研修環境が提供できるものと自負しています。

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