施設紹介 倉敷中央病院 循環器内科

松江赤十字病院 循環器内科

 松江赤十字病院は松江市のほぼ中心部にあり、西の窓からは昨年(2015年)国宝指定された松江城と夕日の美しい宍道湖を、東の窓からは遊覧船の周遊する堀川を一望できる大変風光明媚な場所に所在します。1936年に日本赤十字社島根支部病院として開院し、現在27科645床、職員数1168名(医師133名)で診療を行っています。市内唯一の救急救命センターを運営しているため、隠岐諸島を含む約20万人の医療圏で年間約3700件(ヘリ搬送90件)の救急搬送受け入れを行っております。また基幹型臨床研修病院であり、内科学会・循環器学会・心臓血管外科学会・CVITすべての専門医研修施設認定を受けています。循環器内科は1985年に開設され、現在は循環器内科スタッフ7名および心臓血管外科スタッフ4名でチームを組み、一般病床46床・集中治療病床(ICU/CCU)13床で循環器診療を行っております。循環器内科・心臓血管外科ともに診療に必要な施設認定につきましては概ね取得しておりますが、TAVIは現在施設認定取得に向けて準備中です。各種検査および治療実績につきましては、下記サイトをご参照ください。
http://www.matsue.jrc.or.jp/department/12/
 これまで当院循環器内科は虚血性心疾患を中心とした急性期医療に偏重した診療を行ってきた歴史がありますが、現在はそれを維持しつつバランスの取れた循環器診療を行えることを目指しております。特に松江市は全国屈指の高齢化地域であり、巷で警告されている「心不全パンデミック」にすでに突入した感があります。現在このような患者に対し心不全専門医と慢性心不全認定看護師を中心に院内外多職種介入での包括的管理を構築し、再入院を減らす努力を行っています。
 また近年ハートチームの重要性が叫ばれる中、当院における循環器内科と心臓血管外科の垣根は伝統的に極めて低く、ほぼ同一科のごとく同じ病棟で協力診療を行っております。患者さんのためにも、お互いのレベルアップのためにも循環器内科・外科の垣根なき連携は専門施設・研修施設として不可欠であると考え、当院における連携体制は対外的にも誇れるものと自負しております。  

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