施設紹介 心臓病センター榊原病院

心臓病センター榊原病院

 心臓病センター榊原病院は心臓病大血管の専門病院で、1932年4月榊原亨先生の開設にはじまります。1936年12月16日にはあい口で刺された心臓の傷口にガーゼを巻きつけて止血する纏絡止血法を行い、心臓外傷の救命に世界で初めて成功しました。現在では当院は循環器に特化した病院となっており症例数は非常に豊富です。循環器では昨年2015年の症例数は、PCI1190、カテーテルアブレーション316、ペースメーカー、ICD、CRTDなど237、末梢血管PTA454となっており、また、心臓血管外科でも弁膜症271、CABG131、胸部大血管156、腹部大血管172と日本有数の心臓病治療を提供しております。
 また、内科と外科の両面から最先端の医療をバランス良く行っていることを特徴とし、あまりに偏った治療方針ではなく、内科・外科シームレスな治療体制を心がけています。さらに、平成24年9月には新病院(297床)をクラボウ岡山工場跡地(岡山市北区中井町)に開院しました。新病院は日本初のオール電化(特別高圧)、二重配線化により基幹部分は停電しない設備、ハイブリッド手術室2室を含め手術室7室、心臓カテーテル室6室とより多くの症例の治療をこなせるだけの充実したハードになっています。虚血、不整脈、末梢血管治療のみならず、最近では心不全治療にも力を入れており、医師だけではなく、看護師、リハビリ療法士、ソーシャルワーカー、在宅介護など多職種を含めた「心不全チーム」が積極的に心不全の治療に当たっています。
 また、研修に来られている若い先生達にもアシスタントではなく、早期からオペレーターとしてもやって頂くという方式をとっており、 「多くのAMI症例を自分で治療したい」、「忙しくてもいいからPCI、ペースメーカー症例を自分でたくさんやりたい」といった意欲に燃えた先生にはうってつけと考えます。研修希望の際には是非声をかけてもらえればと思います。

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