施設紹介 島根大学医学部附属病院 循環器内科

島根大学医学部附属病院 循環器内科

当院の役割
 当院は、県内唯一の特定機能病院として高度医療を担うとともに、2012年10月からは救命救急センターの指定も受け、急性期・救急医療にも力を入れています。県内の医療情勢を反映して、病院のある出雲市だけではなく周辺の大田市・雲南市、時には県西部からも多くの重症・急患が救急車やドクターヘリで運ばれてきます。それらに対し、いかにして生命予後を改善するかという視点に立ち、心臓外科はもちろんのこと、救命救急センター、ICU専従医師、心臓リハビリテーション指導士らと連帯し、大学病院ならではの高い総合力を生かして集学的な治療を行っています。

当科の目標
 大学病院の役割として若手医師の教育も重要であり、カテーテルインターベンションをはじめとする手技的なことはもちろん、症例のリスク評価、心エコー・心筋シンチなどの非侵襲的検査の評価、心カテ結果の解釈・インターベンションの必要性、症例ごとのOptimal Medical Therapyに至るまで、時間はかかりますがカンファレンスを通じて情報を共有し、意見統一を図っています。また、若手インターベンショナリストの育成も喫緊の課題ですが、幸いカテーテルインターベンションを志す若手医師が増えてきつつありますので、指導医のもとで術者のレベルに合わせた難易度の症例を積極的に経験していくことによりステップアップを目指しています。「体で覚える」ほどの症例数がありませんので、一例一例丁寧に考えながらPCIを施行することにより術者の引き出しを増やすように努め、専門医などの資格取得もサポートしていければと考えています。
 また、一人一人の症例に向き合いながら、超高齢化社会を見据えた臨床研究を特に高齢者の多い島根県から発信していけるよう努めていきたいと思います。

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