施設紹介 鳥取大学医学部附属病院 病態情報内科学分野

鳥取大学医学部附属病院 病態情報内科学分野

 鳥取大学医学部附属病院病態情報内科学分野は旧第一内科として循環器・内分泌代謝領域を専門とする開講70年以上の歴史ある教室です。病院も米子城跡の城山や城下町、中海に面した湊山公園といった歴史ある風景に囲まれつつ、山陰の玄関口であるJR米子駅、米子空港にもアクセスがよい大変便利な立地となっています。
 循環器内科としては、もともと不整脈診療に強かったところに2011年より山本一博教授が就任され、その他の分野でも臨床・研究の両面で活性化がみられており、循環器診療の全ての領域に対してバランスのよい診療を行っています。
 虚血性心疾患の分野では、200件/年の件数を安定的に維持できており、ロータブレータ、エキシマレーザー、慢性完全閉塞症例への治療など積極的に行っております。当科の特色として心臓血管外科との垣根が非常に低いこともあり、PCIに固執しすぎることはなく、患者背景などを加味しながら治療可能な病変であっても長期予後を見据えた方針をハートチームで選択するよう心がけています。また救急症例、なかでも院外心停止例への体外式心肺蘇生・低体温療法に関しては救急災害科と協力し、積極的に取り組んでいます。
 その他、当院は経カテーテル的大動脈弁留置術、植え込みデバイス抜去に対するリードエクストラクション、重症心不全に対する植え込み型補助人工心臓などの施行施設となっており、地方にあっても最先端の医療が提供できる体制を整えています。
 研究の分野では臨床研究が主となってはおりますが心不全・不整脈・虚血性心疾患各グループとも海外発表、論文作成の面で切磋琢磨しております。
 当科での初期・後期研修のプログラムに関しては内分泌代謝も含めたすべての分野の研修から、虚血や不整脈など1つの分野に特化した研修まで相談しながら選択できます。鳥取から世界に向けて情報発信していける教室を目指していますので、興味のある方は是非一度当院へ見学にお越しください。一緒に山陰の医療を盛り上げていきましょう!

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