施設紹介 済生会山口総合病院

済生会山口総合病院 循環器内科

 済生会山口総合病院は山口市に位置しており、近隣に観光地として知られている湯田温泉街があります。当院の理念は地域社会に信頼される質の高い医療を提供することであり、特に急性期病院として地域の救急医療に重点を置いています。
 山口市内においては、ACSを含めPCIは当院に集約しています。最近の診療実績としてはACSは約80例/年、心カテ総数は約600例/年で、そのうちPCIが約300例/年、PTAは約50例/年です。当院でのPCIの比率が高いように思われますが、当院の優秀な放射線技師の頑張りで年間1000件近くの冠動脈CTをこなしており、スクリーニングやPCI後のフォローアップをCTで代用している症例も少なくありません。インターベンションにおいてはFFR、IVUS、OCTやOFDIといったImaging Modalityを積極的に用い、個々の患者に応じた最適な治療を心掛けています。当院の特色の一つとして看護師を中心としたコメディカルチームが挙げられます。福島県の星総合病院のスタッフとの交流を通じて、コメディカルスタッフの教育・育成に取り組んできました。学会発表など個々のモチベーションも高く、一つのチームとして医師にとってもコメディカルスタッフにとっても非常に動きやすい環境ができつつあると思います。
 また、2013年より加藤修先生をはじめとして全国の著名な先生方の後押しもありPCIのLive Demonstration Courseを山口の地で開催するようになりました。毎回、CTOなど複雑病変にフォーカスしたライブを目指しています。ライブは最新の技術や知識を学ぶのに最適な場であり、今後も地域のPCIのレベルアップに少しでも貢献できるようなライブを開催したいと思います。次回は2016年3月5日(土)にYUDA Live 2016を予定しています。小規模ですが、アットホームなライブですので、皆様のご参加をお持ちしております。

最後に
 当院もやっと今年CVITの研修施設に認定されました。今後もインターベンションを志す若手医師の育成に情熱を注いでいきたいと思います。


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